DESTROYER〜破壊する者〜
2005年3月19日 趣味
Kの「over...」という曲かなりイイ!です。
最初はなんとも思ってなかったんですが
何回も聴いていくうちにこれはスゴクいい!
ということに気が付きました!
是非聴いてみて下さい(^^)
更新が遅くなり申し訳ないです(汗
パソコンを付ける前に寝てしまって(ぇ
というわけで今日は物語をいきます!!
誤字脱字があったら笑い飛ばして下さい(笑
DESTROYER〜破壊する者〜
第二章「死する時」 第六話「迷走」中編
「きゃあ!!!」
香織が物思いに耽っていると、部屋の入り口から看護士の甲高い叫び声が聞こえた。
「な、なによ!!私が起きて何か悪いの?」
涙を服の袖で拭きながら、看護士の反応にささやかながら言葉の抗議をした。
しかし看護士は香織の顔も見ずに何かを言いながら廊下へ走っていった。
そんな看護士の姿を見て香織は苦笑いをした。
「見事にスルーされたわね・・・」
そうして溜め息をついて、ぼんやりと外を見渡してみた、外には木が沢山植えてあり、公園みたいな
ところがあった。そこでは子供たちが無邪気に遊んでいた。その子供たちの無邪気な笑顔をみた瞬間
忘れていた記憶が一瞬頭をよぎった。
「な、何?今の・・・私じゃんけんしてた・・・。二人の男の子と・・・それもどこかで見た・・・一人は竜だけどもう一人は・・・・。」
そんな事を外を見ながら考えていると、部屋の入り口の方から聞きなれた声がした。
「大丈夫か?水無月。」
と一人の男が言い、その男の後ろからとても慣れ親しんだ姿が顔をだし言った。
「香織〜、大丈夫だった??ほんっとうに心配したんだからね!」
香織はさすがに驚きを隠せずにその二人を見た瞬間、動揺してしまった。
「み、美咲!?しかも、なんで源先生までここに?!」
そこに立っていたのは、あの時一緒にいたはずの美咲と香織の担任の源だった。
喋れる程に回復した香織をみて嬉しく思ったのか、急に美咲が抱きついてきた。
「香織〜本当に良かった・・・本当に良かったよぉ・・・」
よいいながら、大きな瞳からボロボロと大きな涙を流していた。
香織は、心配してくれる友に心打たれ泣き出しそうになったが、グッと堪えた。
そうして、美咲にありがとうと小さく呟くと、源の方に顔を向け、深呼吸をした。
顔をいつも以上に引き締めて、源に尋ねた、
「ここは、何処なんです?そして学校では、何があったんですか・・・。」
そう問われると、源はさっきまで緩んでいた顔を引き締め今まで見たこともない
表情で香織に言った。
「ここは、簡単に言えば軍の病院ってとこかな。そして、君たちは学校でテロに遭遇した・・・。
しかし、そのテロは偶然なものではない必然的に起こったんだ・・。」
香織はその「必然的」という言葉を聞いて、怒りで身を震わせた。
「そんなんじゃ納得出来ないですよ・・・、じゃあどうして必然的ならもっと前にあんなことが起きないようにしていなかったんですか!!そうしたら・・・皆だって、あそこで死ぬはずはなかったはずです!!!!」
初めて見る香織の怒りの様子に、美咲は圧倒されていた。
「香織・・・」
そういうだけで精一杯だった・・・、あの時の情景が頭の中に浮かび自然と美咲の瞳からは止まっていた
涙がこぼれてきた。
香織はそんな美咲の頭を撫でて慰めながら言った。
「外傷は治っても、簡単には心の傷は治らないんですよ・・・。」
源はそんな香織たちの姿が直視出来なくなり俯いた・・・
「確かに、あれは俺たちの責任でもある・・・しかし、情報漏洩さえなければ防げたはず
だった・・・俺たちの中に相手に情報を流したやつがいたんだ・・・。本当にすまん」
香織は、俯きながらそう呟いた源に言い過ぎたと思った。確かに先生たちの落ち度はあった
だが、相手への密告者がいたなんて誰に想像出来るだろうか・・・先生たちも生徒のことは大事なはずだ。しかしそこまで思うと香織は一つの疑問に行き着いた・・・。
「先生、私も言い過ぎました・・・すいません。だけどこれだけは聞きたいんです・・・ここは軍の病院だと言いましたよね?それは、分かりました。だけど、これだけは分からないんです・・・先生たちは何者なんですか?」
源は顔を上げ、ついにきたかというような顔をしてこう言った。
「俺たちは・・・・軍ではない・・・あえて言えば政府の機関だろうか。しかし、政府からは独立している
というより政府に協力をしてもらっている機関かな、我々は・・・。」
香織は、政府が協力していると聞いて唖然とするしかなかった。
後編に続く・・・
※これは作り物語なので現実とは一切関係ないです。
最初はなんとも思ってなかったんですが
何回も聴いていくうちにこれはスゴクいい!
ということに気が付きました!
是非聴いてみて下さい(^^)
更新が遅くなり申し訳ないです(汗
パソコンを付ける前に寝てしまって(ぇ
というわけで今日は物語をいきます!!
誤字脱字があったら笑い飛ばして下さい(笑
DESTROYER〜破壊する者〜
第二章「死する時」 第六話「迷走」中編
「きゃあ!!!」
香織が物思いに耽っていると、部屋の入り口から看護士の甲高い叫び声が聞こえた。
「な、なによ!!私が起きて何か悪いの?」
涙を服の袖で拭きながら、看護士の反応にささやかながら言葉の抗議をした。
しかし看護士は香織の顔も見ずに何かを言いながら廊下へ走っていった。
そんな看護士の姿を見て香織は苦笑いをした。
「見事にスルーされたわね・・・」
そうして溜め息をついて、ぼんやりと外を見渡してみた、外には木が沢山植えてあり、公園みたいな
ところがあった。そこでは子供たちが無邪気に遊んでいた。その子供たちの無邪気な笑顔をみた瞬間
忘れていた記憶が一瞬頭をよぎった。
「な、何?今の・・・私じゃんけんしてた・・・。二人の男の子と・・・それもどこかで見た・・・一人は竜だけどもう一人は・・・・。」
そんな事を外を見ながら考えていると、部屋の入り口の方から聞きなれた声がした。
「大丈夫か?水無月。」
と一人の男が言い、その男の後ろからとても慣れ親しんだ姿が顔をだし言った。
「香織〜、大丈夫だった??ほんっとうに心配したんだからね!」
香織はさすがに驚きを隠せずにその二人を見た瞬間、動揺してしまった。
「み、美咲!?しかも、なんで源先生までここに?!」
そこに立っていたのは、あの時一緒にいたはずの美咲と香織の担任の源だった。
喋れる程に回復した香織をみて嬉しく思ったのか、急に美咲が抱きついてきた。
「香織〜本当に良かった・・・本当に良かったよぉ・・・」
よいいながら、大きな瞳からボロボロと大きな涙を流していた。
香織は、心配してくれる友に心打たれ泣き出しそうになったが、グッと堪えた。
そうして、美咲にありがとうと小さく呟くと、源の方に顔を向け、深呼吸をした。
顔をいつも以上に引き締めて、源に尋ねた、
「ここは、何処なんです?そして学校では、何があったんですか・・・。」
そう問われると、源はさっきまで緩んでいた顔を引き締め今まで見たこともない
表情で香織に言った。
「ここは、簡単に言えば軍の病院ってとこかな。そして、君たちは学校でテロに遭遇した・・・。
しかし、そのテロは偶然なものではない必然的に起こったんだ・・。」
香織はその「必然的」という言葉を聞いて、怒りで身を震わせた。
「そんなんじゃ納得出来ないですよ・・・、じゃあどうして必然的ならもっと前にあんなことが起きないようにしていなかったんですか!!そうしたら・・・皆だって、あそこで死ぬはずはなかったはずです!!!!」
初めて見る香織の怒りの様子に、美咲は圧倒されていた。
「香織・・・」
そういうだけで精一杯だった・・・、あの時の情景が頭の中に浮かび自然と美咲の瞳からは止まっていた
涙がこぼれてきた。
香織はそんな美咲の頭を撫でて慰めながら言った。
「外傷は治っても、簡単には心の傷は治らないんですよ・・・。」
源はそんな香織たちの姿が直視出来なくなり俯いた・・・
「確かに、あれは俺たちの責任でもある・・・しかし、情報漏洩さえなければ防げたはず
だった・・・俺たちの中に相手に情報を流したやつがいたんだ・・・。本当にすまん」
香織は、俯きながらそう呟いた源に言い過ぎたと思った。確かに先生たちの落ち度はあった
だが、相手への密告者がいたなんて誰に想像出来るだろうか・・・先生たちも生徒のことは大事なはずだ。しかしそこまで思うと香織は一つの疑問に行き着いた・・・。
「先生、私も言い過ぎました・・・すいません。だけどこれだけは聞きたいんです・・・ここは軍の病院だと言いましたよね?それは、分かりました。だけど、これだけは分からないんです・・・先生たちは何者なんですか?」
源は顔を上げ、ついにきたかというような顔をしてこう言った。
「俺たちは・・・・軍ではない・・・あえて言えば政府の機関だろうか。しかし、政府からは独立している
というより政府に協力をしてもらっている機関かな、我々は・・・。」
香織は、政府が協力していると聞いて唖然とするしかなかった。
後編に続く・・・
※これは作り物語なので現実とは一切関係ないです。
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